オーストラリアについて
Australia in Brief
食べ物とワイン
オーストラリアでは、食べ物の調理に際して調理法が斬新で目新しく、健康的で、新鮮な材料を使用しているので、美食家にとっては世界で最もワクワクする訪問先の一つになっている。オーストラリア料理の素晴らしさは、新鮮で高品質の材料が手に入ること、厳しい修業とサービスや接客産業に対する誇り、アジアの多彩な料理の影響、住んでいる民族の多様性などに負うところが多い。
多文化社会として受ける多くの恩恵のなかには、国内のどんな州や地域のレストラン、あるいは家庭でも、本当に多彩な食べ物が味わえるということがある。歴史的に、典型的なオーストラリア料理だと見られるものは何もなかった。その代わりに、新しい文化が持ち込んできたそれぞれの異なった風味が加わって進化したものである。
南ヨーロッパがアジアや太平洋地域と一緒になって、新しい風味や嗜好を生み出している。イタリア、中国、日本、ギリシャ、タイ、マレー、フランス、ベトナムのレストランが珍しくなくなり、特に国内の州都に多い。地元の材料を用いたモロッコやレバノン風味の料理が人気を博し、中東風の味覚が料理の主流に加わってきた。
伝統的な奥地の自然食(bush tucker)も、カンガルー・テールのチリ、甘いヤム芋のニョッキ、レモンマートルで作ったパスタなどはその一例に過ぎないが、都市の一流レストランでは非常に効果的に使われている。メニューには、ワニや北部凖州の野牛などの特産肉に、bunya nuts(常緑針葉樹の種子)やカカドゥ・プラムをあしらった先住民の野生の食べ物も取り入れている。
1980年代後半から1990年代には、増えてきたエキゾチックな食べ物への嗜好に応え、新しい産業が多数生まれた。アジアの野菜、梨、レイチ、オリーブ、ハーブなど新しい果実や野菜が市場に持ち込まれた。周辺の海で獲れる様々な魚介類、Moreton Bay bugs(ウチワエビモドキ)、banana prawn(テンジクエビ)、バラマンディ、牡蛎などに、最近は大西洋サーモンや南マグロなどの養殖海産物が加わった。
オーストラリアのワイン醸造業は、こくのある赤やフルーティーな香り豊かな白から、スパークリング、デザート、アルコールの強化されたものまで、どんな料理にも合う様々なワインの醸造で国際的に認められている。オーストラリア・ワインは全世界100カ国以上で販売されていて、世界中の高級レストランで飲める。
多様な地形や気候のお陰で、国全体では様々なブドウが90オーストラリア訪問 145種以上栽培されて、最も人気のある赤ワインには、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニョン、グルナッシュ、メルロー、ピノ・ノワールなど、白ワインには、シャルドネ、リースリング、セミヨン、ソーヴィニョン・ブランなどがある。公式なワイン生産地は60以上あり、最も良く知られているのは、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァー、南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーとクレア・ヴァレー、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレー、ニュー・サウス・ウェールズ州のハンター・ヴァレーなどで、タスマニア州は寒冷なワイン生産地域として高く評価されている。
最高のオーストラリア・ワインの品質は、世界の最高級品と肩を並べている。オーストラリアのワインは、あらゆる価格帯での品質や価値で世界の名声を博しているだけでなく、長い伝統のあるワイン生産国と競って健闘し、多くの権威ある国際賞も獲得している。
ご存知ですか?
毎年オーストラリアは7億3,000万リットル以上、瓶にすると10億本、およそ30億ドル相当のワインを輸出している。主な輸出先は、イギリス、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、アイルランド、ドイツ、日本およびスカンジナビア諸国である。
イギリス、ニュージーランドおよびアイルランドでは、オーストラリアからのワインの輸入が最も多く、アメリカとカナダでは2番人気であった。
オーストラリアは生産量では世界第5位、輸出では第4位で、100カ国以上に輸出している。