オーストラリア大使館東京

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オーストラリアについて
Australia in Brief

島大陸オーストラリア

オーストラリア本土は、面積769万平方キロメートルで、島としては地球上最大であるが、大陸としては最も小さい。大陸の南北の距離は約3,700キロメートル、東西は約4,000キロメートルに及ぶ。

面積はロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次いで、世界で6番目に大きい。欧州連合(EU)やASEAN加盟10カ国全体の2倍の広さである。海洋の領土は、世界で3番目に広く、3つの海洋にまたがり、およそ1,200万平方キロを占めている。

平均標高は330メートルしかなく、諸大陸のなかで最も低い。最高峰のコジアスコ山でさえ2,228メートルに過ぎない。しかし、標高の低さは、地形の多様性で十分に補われている。北部準州の巨大な一枚岩のウルル(以前はエアーズロックとして知られていた)や西オーストラリア州のプルヌルル国立公園 (バングル・バングル)の蜂の巣のような奇岩群の壮観は、国内の浜辺や雨林と同様に、世界中から観光客を惹きつけている。

州・準州・特別地域

この広大な大陸の統治責任は、オーストラリアの連邦と6つの州、準州と特別地域の政府、およびおよそ700の地方自治体の3つのレベルで分担している。

オーストラリアは、人口が最も都市や海岸地帯に集中している国の一つである。80パーセント以上の国民が、海岸から100キロメートル以内の土地に住んでいる。

オーストラリア首都特別地域(ACT)は、シドニーの南290キロにある。1911年に首都キャンベラを新設するため造られた地域で、国会議事堂、最高裁判所、国立美術館、国立図書館、国立博物館、戦争記念館など重要な国の施設がある。

ニュー・サウス・ウエールズ州は、国内で最も古くて人口の多い州である。州都シドニーは、国内最大の都市である。ハーバー・ブリッジとオペラハウスは国の象徴であり、シドニー空港はオーストラリアの主要な国際的玄関口である。

ビクトリア州は、本土では最も小さい州であるが、人口は2番目に多く、人口密度が一番高い。州都メルボルンはオーストラリア第2の都市である。州民のスポーツに対する熱狂ぶりは有名で、毎年11月に行われる国内最大の競馬「メルボルン・カップ」の当日は、州の機能が一時停止するほどである。オーストラリアン・テニス・オープンとフォーミュラ・ワン・グランプリもメルボルンで開かれている。

クイーンズランド州は、面積では2番目に大きな州で、北ははるかヨーク岬の熱帯雨林から南東部の温帯地域にまで広がる。北東部の海岸線沿いに世界的に有名なグレート・バリア・リーフがある。クイーンズランドの州都はブリスベンである。

ご存知ですか?

オーストラリアで最も一般に話されているのは英語、イタリア語、ギリシャ語、広東語、アラビア語、中国(北京)語、 および ベトナム語である。

南オーストラリア州は、年間500を超えるお祭りが開かれるので「フェスティバルの州」として知られている。州内には13のワインの生産地があり、オーストラリアの主要な食べ物とワインの中心地である。州都アデレードでは優雅なコロニアル様式の建物が多く見られる。

西オーストラリア州は、面積では国内で最大の州である。州の東部は大部分が砂漠であるが、西部には世界で最も自然のままといわれる12,889キロメートルの海岸がある。州民の約4分の3は州都パースに住む。

タスマニア州は、バス海峡で本土と隔てられて国内で最も小さい州である。全く手が加えられていない自然の景観で、本土のオーストラリア人にも、海外からの観光客にも、非常に人気のある観光地の一つになっている。毎年12月26日には、シドニーから州都ホバートへオーストラリアで最も激しいヨットレースが展開される。

北部準州(Northern Territory)は、面積はフランスの2倍もあるが、人口は20万人ほどしかない。北部海岸のダーウィンが州都で、アリス・スプリングスは内陸部の主要な町である。ウルル・カタジュタやカカドゥなど有名な国立公園がある。

オーストラリア地域別の面積と人口(2007年6月現在)

州・地域 面積(km) 推定人口(単位100万人) 州都 推定人口(単位100万人)
ニュー・サウス・ウェールズ州 800,642 6.89 シドニー 4.34
ビクトリア州 227,416 5.21 メルボルン 3.81
クイーンズランド州 1,730,648 4.18 ブリスベン 1.86
西オーストラリア州 2,529,875 2.11 パース 1.56
南オーストラリア州 983,482 1.58 アデレード 1.16
タスマニア州 68,401 0.49 ホバート 0.21
首都特別地域 2,358 0.34 キャンベラ 0.34
北部準州 1,349,129 0.21 ダーウイン 0.12
州・地域 面積(km) 推定人口(単位100万人)
オーストラリア全土 7,692,024 21.01

資料: オーストラリア政府統計局
註: オーストラリア全土の人口には海外領土の人口も含む

オーストラリア政府は、アシュモア島およびカルティエ島、クリスマス島、ココス(キーリング)諸島、珊瑚海諸島、ハード諸島、マクドナルド諸島、ノーフォーク島および南極地域(南極大陸の42%)も海外領土として統治している。

ご存知ですか?

モーソンは南極にあるオーストラリアの一番古い基地で、1954年に開設され、南極探検家で地質学者のサー・ダグラス・モーソンから名付けられた。この基地はしばしば時速180キロを超える冷たい突風が吹くことで知られている。

毎年10月から3月までは、400人以上がオーストラリアの恒久的な3ヶ所の南極調査基地モーソン、デービス、ケーシーと、亜南極のマッコーリー基地に派遣されている。これら4つの基地は一年中運営されて、気候の変動、海洋の生態系、人間が南極の環境に及ぼす影響などの調査を含めた、様々な科学プロジェクトの拠点となっている。最先端の衛星通信技術のお陰で、それらの基地から科学や医学情報をオーストラリアに常時送信でき、スタッフは家族との連絡を保ち、最新のニュースをオンラインで受信している。

農業

耕地は国土の6.5パーセントしかないが、オーストラリアの多様な気候帯や、農業の知識、勤勉な農民などが相まって、非常に需要の高い様々な農林産物を生産している。オーストラリアが南半球にあることも、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの市場に、季節的に逆の産物を供給するのに理想的な立地条件である。

オーストラリアは国内で生産する農産物のおよそ65パーセント、林産物の60パーセント、羊毛の98パーセント、酪農生産物の51パーセントを輸出している。

風土と気候

オーストラリアの風土は特徴があって変化に富んでいる。中央部と西部には広大な石と砂の砂漠や台地があり、その東側には台地と平野が広がり、海岸沿いの狭い傾斜地が側面に続く。広い砂浜と生い茂る植物がオーストラリアの海岸の特徴で、その背後には複雑な地形が続いている。

シドニー西方のブルー・マウンテンズの切り立った断崖から、ブリスベン北部のグラスハウス・マウンテンズの浸食された火山性溶岩、さらにアデレード西方の南部海岸にある平野まで、実に様々な風景が展開している。

マレー川とダーリング川は国内で最も長い二大河川系で、100万平方キロメートル(大陸全体の14パーセント)を超えるマレー・ダーリング盆地を形成している。大陸の中心部には、永らく干上がったままになっている面積9,000平方キロ余りの塩水乾湖エア湖がある。

本土の約3分の1は南回帰線より北にあり、それ以外は南緯39度線まで伸びている。国土のおよそ70パーセントは乾燥または非常に雨の少ない状態で、中央の大部分は人の定住には向いていない。主な11の砂漠が大陸のほぼ20パーセントを占めている。大陸の3分の1以上は降水量が少ないので、事実上、砂漠になっている。

オーストラリアの年間平均降雨量は465ミリだが、年によって大きく異なり、また、大陸の地方によっても異る。最も乾燥した地域はエア湖水系の盆地で、年間の平均降雨量は125ミリにも達しない。最も雨の多い地域は、熱帯の大陸北東部とタスマニア島の南西部で、島の山間部では3,500ミリ以上を記録している所がある。

こうした不規則な降雨形態にも関わらず、オーストラリアの沿岸近くには肥沃な地域があり、多くの人々が住んでいる。ここで人々は、北端部の湿潤な熱帯性気候から、中東部および西部沿岸の温暖な気候、そして南岸とタスマニアの冷涼な気候まで、様々な気候を経験している。

オーストラリアのどの地方も、夏は温かく、冬は比較的寒さが厳しくなくて、州都ではどこも滅多に雪が降らない。オーストラリアの過去の最高気温は、1889年にクイーンズランド州クロンカリーで記録された53℃、最低気温は、1994年にニュー・サウス・ウェールズ州シャーロット・パスで零下23℃を記録している。

ご存知ですか?

現在オーストラリアは北東の方向に毎年73ミリの割合で移動している。国立の地学研究所(GeoscienceAustralia)が地殻プレートの動きを測定して、地域的な地震の危険を監視している。 オーストラリア大陸はインド・オーストラリア地殻プレートの一部で、大陸と共に緩やかに移動している。

地学研究所は全地球測位システム(GPS)受信施設を16ヶ所に設けており、オーストラリア南極基地の3ヶ所、ココス諸島の1ヶ所、ニュージーランド南方のマッコーリー島の1ヶ所を含めて、オーストラリア領土の各地にある。各施設では水平と垂直の移動を誤差1ミリの精度で測定している。

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