オーストラリアについて
Australia in Brief
世界との貿易
近代的な貿易国家としてオーストラリアは、200を超える諸国に対する高品質の商品やサービスの多角的で信頼できる供給国であり、全世界の商品に対する洗練されて輸入市場である。
オーストラリアの港や空港は躍動的で能率が良い。オーストラリア東海岸のシドニーとメルボルンの港は、製造製品の主要な貿易センターである。また石炭、鉄鉱石、その他、液化天然ガス(LNG)などの天然資源や商品、様々な鉱産物や小麦も国内の広大な海岸線に散在する主な施設から船積みされている。
オーストラリアには世界貿易の長い歴史がある。
ごく初期の輸出物の一つは羊毛で、「羊の背に乗るオーストラリア」という表現はここから生まれた。今日では、製造製品、教育や観光のようなサービス、高品質の食料やワインなどを組み入れた、一層多様化した輸出産業が成長している。
2007年に、オーストラリアの主要な輸出市場は、日本、中国、アメリカ、韓国およびニュージーランドであった。
オーストラリアは強く貿易の自由化を主張し、世界貿易機構(WTO)内での貿易自由化を一貫して支持している。1948年に、オーストラリアはWTOの前身である関税と貿易に関する一般協定 (GATT) の創設に調印した23カ国のうちの一つであり、世界貿易に関する討議の場で活発な役割を果してきた。
オーストラリアの発案の一つは、農産物貿易自由化に影響力をもっようになった、 農産物の輸出国19カ国を集めて、 ケアンズ・グループを結集させることであった。最初の会議は、1986年に、クイーンズランド州最北部の町、ケアンズで開かれた。
またオーストラリアは、1989年にキャンベラで創設されたアジア太平洋経済協力(APEC)のような、域内での貿易や経済のグループ形成でも、積極的な役割を果してきた。それ以来APECは、世界でも最も急速に経済成長を遂げているアジア太平洋地域の経済成長、協力、および貿易と投資に関する主要な討議の場になっている。
オーストラリアの経済的繁栄のなかで、貿易は常に不可欠の要素になってきた。その貿易での成功の特質は、強力なインフラと安定した制度、弾力性があって熟練した労働力、豊かな資源と農業基盤にある。
ご存知ですか?
2006年にオーストラリアは世界最大の石炭、羊毛、亜鉛と錫鉱石およびその選鉱物、鉄鉱石、牛肉、大麦、粗糖の輸出国であった。(資料: 国連商品貿易データベース2006年)
貿易の構成
2007年、オーストラリアの商品とサービスの双方向貿易額は4,540億ドルであった。主要な輸出部門は鉱産物と燃料、サービス、工業製品および農業生産物である。
オーストラリアの商品とサービスの輸出は、2007年には3.8パーセント増加して、2,180億ドル、国内総生産(GDP)のおよそ20パーセントに達した。オーストラリアの輸出は過去5年間平均して年率8.7パーセント成長している。
2006-07会計年度におけるオーストラリアにとっての最大貿易相手国は、中国、日本、アメリカ、イギリスおよびシンガポールであった。
高度加工製品の供給国
オーストラリア最大の輸出部門は鉱物と燃料であるが、製造業も経済の重要な部分である。精密加工製品(ETM : elaborately transformed manufactures)はオーストラリアの工業製品輸出のほぼ60パーセントを占めている。こうした製品を製造する会社の多くは世界的な供給網と統合していて、これが新しい時代の主要な製造傾向の一つになっている。
過去10年以上にわたって、高度の付加価値をもったETMの輸出は、年平均3.2パーセントの率で成長してきた。輸出の成功事例には、アメリカ、中東、東南アジアおよび南アフリカへの乗用車、韓国へのエンジン輸出が含まれる。さらにオーストラリアは、医療や科学機器などの高度先進技術製品の輸出でも競争力を増強している。
オーストレード(Austrade: オーストラリア貿易促進庁)は、オーストラリア政府の国際貿易促進機関で、商品やサービスを購入する海外バイヤーのオーストラリアとの取引関係促進や、オーストラリア企業の輸出振興を支援している。またオーストレードは、企業が海外での事業にかける時間、経費、リスクなどを軽減する手助けもしている。
オーストレードは国内や、60を超える国々の140ヶ所以上でオーストラリアを代表している。
輸出金融保険公社(EFIC)は海外への輸出や投資に携わるオーストラリアの企業に対する、金融や金融保証、保険や担保の便宜などを提供して支援することを専門にした金融サービス機関である。EFICは輸出信用機関として、商業市場の枠を超えても活動し、金融や政治、産業などのリスクが金融市場で受け入れられる能力を超えた場合の援助もしている。
海外からの投資
オーストラリアは、海外からの投資を歓迎し、それが経済成長を推進し、競争力のある産業を開発、雇用の創出と輸出増加をもたらすための重要な要素であることを認識している。2007年6月末現在、海外からの累積投資額 は1兆6,000億ドルに達している。
同様に、オーストラリアの企業が域内および全世界で市場戦略を展開し、国際的なビジネス・ネットワークにアクセスするには、対外投資が非常に重要である。2007年6月末現在、その総額は9,210億ドルであった。
ご存知ですか?
2006年までの10年間に、OECD加盟諸国のなかで、外国直接投資(FDI)の誘致額は、オーストラリアが5番目に大きかった。(2007年OECD報告)
Online
- オーストラリア政府外務貿易省(英語)
- オーストラリア貿易促進庁(Austrade)(英語)
- 輸出金融保険公社(EFIC)(英語)