オーストラリア大使館東京

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住所: 108-8361 東京都 港区三田 2-1-14 - 電話番号: 03-5232-4111

NAIDOCウィーク 2010

オーストラリア大使館は、2010年7月4日から11日までNAIDOC ウィークを祝います。


NAIDOCウィークとは、アボリジニとトレス海峡諸島民の歴史や文化、功績を称える週のことで、毎年7月にオーストラリア全土で開催されます。

2010年のNAIDOC ウィークのテーマは『Unsung Heroes - Closing the Gap by Leading Their Way (声なき英雄-自らの手で超える道)』で、メイン都市はビクトリア州 メルボルンです。

2010年のポスターは、シェリー・ブラックリーのアート作品によるものです。『声なき英雄-自らが模範となって』と題された本作では、行動は言葉より多くを語ると我が子に身をもって示すアボリジニの母親を「声なき英雄」として描いています。点描(ドット)は、生まれてからの子育てと教育を表しています。また子供達が「格差を乗り越え」、学校や社会を通じて成功を収められるよう、絶えず導くことの大切さが謳われています。


NAIDOCとは?

NAIDOCウィークは、オーストラリア先住民にとっては自らの歴史や文化をアピールする機会であり、それ以外のオーストラリア人に対しては、オーストラリアのアボリジニとトレス海峡諸島民の先祖から伝承された独自の文化や持続的な貢献を認め、学ぶ機会を提供します。アリススプリングスからアデレード、キャンベラからケアンズ、ブリスベンからブルームに至るまで、全国の政府系組織、学校など地域社会が一丸となって、あらゆる形でNAIDOCウィークを祝います。

NAIDOCは本来、「アボリジニおよび島民の日遵守全国委員会(National Aborigines and Islanders Day Observance Committee)」の頭文字を意味します。かつては本委員会が、NAIDOCウィークにおける国家的行事の開催準備を行っていました。現在では、本委員会を表す頭文字がNAIDOCウィークの名前として使用されるようになりました。

NAIDOC Weekは、1920年から30年にかけてオーストラリアの先住民の権利を確立する為に始まった活動を起源とし、1957年に「National Aborigines Day Observance Committee (NADOC)」という組織が中央政府や各州政府、そして主な先住民族組織の協力のもと発足しました。

1940年に「オーストラリア・デー」の週末の前の日曜日を「Aboriginal Sunday(アボリジナル・サンデー)」として定め、そして1955年に現在の7月の第一週目の日曜日に移行しました。

1967年の国民投票をうけて、1972年には「Federal Department of Aboriginal Affairs」が設立され、政府の先住民の文化や歴史に対する関心が大いに高まりました。1974年にはNADOCが全先住民族のための組織になり(=NAIDOC)、翌年には「アボリジナル・デー」が「ナショナル・アボリジナル・ウィーク」として移行され、現在の国家的イベントになりました。

全国NAIDOCアワード

毎年恒例の全国NAIDOCアワードは、地元コミュニティーや他の地域における先住民の生活の向上、より幅広いコミュニティーにおける先住民問題に関する理解の促進、あるいは専門分野での業績など、オーストラリアの先住民による多大な貢献を称えるためのアワードです。

アワードには、幅広い分野や才能を対象とした9つの部門があり、技能習得者、アーティスト、エルダー(年長者)、スポーツマン、青少年、学者部門などがあります。ライフタイム・アチーブメント・アワード(生涯功労賞)は、先住民に対する継続的な貢献に対し授与されます。

全国NAIDOCアワードは、メインとなる都市で開催される式典で発表されます。2010年のメイン都市はビクトリア州メルボルンで、イベントは7月9日に開催されます。

旗の意味は?

NAIDOCウィーク 2010 NAIDOCウィーク 2010
アボリジニ・トレス海峡諸島民の旗

アボリジニの旗

  • 中央に走る線の上半分が黒、下半分が赤で、真ん中に黄色の円が描かれています。
  • 黒はアボリジニ、黄色は太陽を指します。赤は大地であると共に、アボリジニの人々が儀式に用いる黄土を現します。
  • ハロルド・トーマス氏によってデザインされたこの旗は、1971年7月12日の全国先住民記念日にアデレード州のビクトリア・スクエアで初めて、またその一年後、キャンベラにあるテント大使館で使用されました。今日、この旗は全てのオーストラリア先住民組織で採用されており、オーストラリア全国の先住民センターにて恒久的に掲揚、あるいは展示されています。

トレス海峡諸島民の旗

  • 細い黒の線で3つに隔てられており、上部と下部は緑、中央は青です。
  • 中央には白いダハリ(頭飾り)、その下には星が描かれています。
  • 緑は大地を現します。またダハリは、全トレス海峡諸島民の象徴です。
  • 黒は人々を、青は海をそれぞれ指します。
  • 星は諸島の部族を現します。航海に欠かせない星は、船乗りであるトレス海峡諸島民にとり重要な象徴です。
  • 星の白は平和を指しています。

トレス海峡諸島民旗は今は亡きバーナード・ナモック氏によってデザインされましたが、これは全トレス海峡諸島民の結束とアイデンティティーを意味しています。

NAIDOCウィークに対するオーストラリア政府の支援

オーストラリア政府は長年にわたり、NAIDOCの記念行事および先住民調整センター(ICC)を通じた資金提供により地域の記念行事を支援してきました。


NAIDOCおよびNAIDOCの歴史に関する詳細については下記のサイトをご参照ください。www.naidoc.org.au